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板垣 貴弘*; 吉田 勝; 阿部 修三*; 大道 英樹; 西平 美貴*
Journal of Chromatography, 620, p.149 - 152, 1993/00
刺激応答性を示すポリマー成分を入れて生体親和性を付与したコンタクトレンズの開発の一環として、レンズと涙液との接触によって生じる問題点を検討している。新しい液クロカラムの導入による涙液成分の確認を目的として、涙液中に含まれるタンパク質の分析を、微細孔をもつ球状のセラミックヒドロキシアパタイトカラムを用いた高速液体クロマトグラフィー法により検討した。その結果、アルブミン、リゾチーム、ラクトフェリンが分離された他、未知の3種類のタンバク質が検出された。
横谷 明徳
放射光, 5(1), p.83 - 84, 1992/02
特定元素の内殻励起による突然変異等の生物効果の機構を知るため、イオウを含むアミノ酸(シスタチオニン)とモデル分子として選び、イオウK殻励起による分子の分解の特性を調べた。励起光として、単色化したシンクロトロン放射を用い、分解生成物の分析は、高速液体クロマトグラフィーを用いた。この結果、イオウK殻を励起した場合としない場合とでは、分解パターンが異なることが明らかになった。生成物の収量から、励起原子と分子中の切断をうける結合の間に相関がある可能性が示された。これらのことから、内殻励起による生物効果の原因は、励起原子と切断される結合の強い相関による、生体分子の特異な変化であることが示された。
臼田 重和
第4版実験化学講座,14; 核・放射線, p.124 - 140, 1992/00
重イオン加速器や原子炉を用いて核反応により合成される短寿命核種のオンライン迅速化学分離法とその最新の装置について、分離例を交えながら解説した。まず、反応生成物を照射チェンバーから化学分離装置まで迅速かつ連続に輸送する手段として最も有効なガスジェット法について述べた。次に、SISAKシステムで代表される連続溶媒抽出法、化学的性質が類似した元素の分離に使われる高速液体クロマトグラフィ、揮発性の化学種の分離に用いられる気相化学分離法(サーモクロマトグラフィ、ガスクロマトグラフィ)について、世界の主なオンライン化学分離システムを例に記述した。化学分離法は、目的の反応生成物の化学的性質を解明することができるばかりでなく、物理的分離法に比べ選択性に優れる・回収率が大きい・定量的である・種々の測定手段に対応できる等の利点を有する。
住谷 秀一; 林 直美; 片桐 裕実; 成田 脩
PNC TN8430 91-001, 45 Pages, 1990/12
環境影響評価の観点から、環境試料中のSm-151及びPm-147の分析法を開発した。環境試料中のSm-151及びPm-147は、試料中または添加した安定Nbを分析回収率補正用キャリアーに用い、しゅう酸カルシュウム共沈、水酸化鉄共沈、鉱酸-メタノール系陰イオン交換法により精製した後、乳酸-水酸化ナトリウム溶液を溶離液とした高速液体クロマトグラフ装置を用い単離し、それぞれを液体シンチレーションカウンタで定量した。本分析法による検出下限値は、測定時間500分で約10mBq/サンプルである。本報告書は、安全管理部環境安全課における環境安全研究の一環として、これまで検討してきた「環境試料中Sm-151及びPm-147分析法の開発」について、その検討結果をとりまとめたものである。また、平成2年9月19日から9月21日までの3日間にわたり、英国マンチェスタ大学で開催された"6th International Symposium on Environmental Radiochemical Analysis;Royal Society of Chemistry"(第6回環境放射化学分析国際シンポジウム;王立化学協会主催)において発表した本研究報告内容についてもとりまとめた。
橋本 昭司; 西村 浩一; 渡辺 博正; 川上 和市郎
下水道協会誌, 20(233), p.1 - 8, 1983/00
下水汚泥のコンポスト化に及ぼす酸素供給の影響について検討するため、汚泥を層状とし、その厚さを変化させて発酵を行った。排出ガス中の炭酸ガス、アンモニア濃度、試料抽出液組成、TOCの変化、層内微生物の観察から、空気通気下では汚泥層表面付近の酸素拡散領域内での固体成分の分解を伴う発酵、および汚泥中の水溶性有機成分が汚泥層表面へ拡散してくることによる発酵が主としておこっていると推察された。
橋本 昭司; 渡辺 博正; 西村 浩一; 川上 和市郎
発酵工学, 61(2), p.77 - 83, 1983/00
発酵温度、通気性改良機の種類および添加量などの条件を変化させて下水汚泥の発酵をおこない、得られた試料の温水抽出液の液体クロマトグラフィーにより発酵期間に対する分離ピークの変化を調べ、どのようなパラメーターがコンポスト化の度合を有効に表現し得るかについて検討した。その結果、発酵時間の経過と共に抽出液中の低分子有機成分濃度は零に近づき、一方、分子量6000付近の成分濃度は増加し、一定値に近づくこと、抽出液中の低分子成分が与えるピーク値の分子量6000付近の成分が与えるピーク値に対する比をピーク比とすると、ピーク比は炭素変換率の上昇と共に減少し、炭素変換率が30%をこえると、ほとんど零となること、ピーク化はコンポスト比の度合を表現するパラメーターとして有効であることなどを明らかにした。
藤根 幸雄; 斎藤 恵一朗; 柴 是行
Sep.Sci.Technol., 18(1), p.15 - 31, 1983/00
被引用回数:16 パーセンタイル:77.49(Chemistry, Multidisciplinary)イオン交換法によるリチウム同位体分離における温度の効果および多孔性イオン交換樹脂を使用した場合の効果について検討した。同位体分離係数は、温度を上げることによって小さくなり、また、多孔性イオン交換樹脂の分離係数は、普通のゲルタイプ樹脂の分離係数と等しかった。しかし、置換クロマトグラフにおいては、吸着帯の単位長さあたりの同位体分離性能は、温度上昇および多孔性イオン交換樹脂を使うことにより改良された。これは、相間物質移動を速くしたことによりHETP(理論段高さ)が小さくなったためである。
藤根 幸雄
Sep.Sci.Technol., 17(8), p.1049 - 1064, 1982/00
被引用回数:25 パーセンタイル:85.19(Chemistry, Multidisciplinary)置換クロマトグラフィによる同位体分離の解析については、すでに、Glueckauf、垣花、下川らが検討しているが、これらは、相互に異なっているとともに、その解析解も特定の条件のもとに得られたものである。そこで、置換クロマトグラフィによるリチウム同位体分離の特性を知るために、基本原理に立ちかえって検討を行った。その結果、リチウム吸着帯内の濃度分布を計算するためには、全還流操作の向流接触の蒸留塔あるいは方形カスケードの理論が適用できることが明らかとなった。また、吸着帯内に理論段を仮定することによって各操作因子と濃度分布を関係づける基礎式を誘導した。そして、吸着帯内に濃度のプラトー部分がある場合とか、吸着帯中央での濃度がかわらないとかの従来の文献で与えられていた制限条件を持たない場合について、数値的に非定常濃度分布を計算した。